介護を簡単に行えるよう工夫された環境を目指そう

快適に移動できる

リビング6

構造の古い駅のホームで電車を待っていると、駅員が車いすの方を介助しながら階段から降ろしている姿を目にします。車いすを利用している人は、駅や病院といった公共施設だけでなく、住まいにおいてもちょっとした段差で悩まされています。中には、当時利用していた二階部分に足を運ぶことができなくなっている人もいます。そこで、車いすの方にお勧めなのが段差解消機です。玄関ホールの床と土間部分の段差を解消するためにスロープを付けると、段差の10倍から15倍の距離が必要となります。バリアフリー住宅に改築したい家庭では、スペースの問題で難点が多くあります。そこで、段差解消機を取り付けることで、少しのスペースで段差の上げ下ろしが可能になりました。電気で稼働し、コンセントのある場所なら建物の採寸に合わせて設置することができます。

室内の段差は、玄関だけでなく二階部分へ続く階段も大きな障害です。段差解消機は、階段部分にも取り付けることができます。電動油圧式の昇降装置を取り付けることで、車いすに乗ったまま、かなりの重量を運ぶことが可能になります。以前は本人だけでなく、介護者の負担も大きかった作業でしたが、段差解消機の登場で階段での転落事故が減少傾向にあります。また、新しい公共施設では段差解消機の設置に積極的で、いままで思うように外出できなかった車いすの方の行動範囲が広がり、社会貢献に一役買ってます。安全面もしっかりサポートされており、障害物認知機能が付いていたり、シートベルトが装備してあるものもあります。リモコンによるわかりやすい操作方法もうれしい機能です。すべての人に快適な生活スペースをみんなで作っていきたいものです。